Hyper猫川ブログ
雑多な日記。Snapdragon PCはAndroidの再来である
今から6年前の2020年にAppleが独自のARM系SoCであるM1を発売したのは有名な話。
バッテリーがよく持つとか、ワットパフォーマンスが高いとかARMに起因するメリットが多数見られた。
それから4年後の2024年に、
ARMだからバッテリーもよく持つし、ワットパフォーマンスも高いし、Linuxも動くしで最高のPCじゃん!と思ったら大間違い。Snapdragon搭載PCは一般的なPCとは仕様が異なる上、Qualcommはオープンソースに非協力的である。
これが何を意味するか、Snapdragon PCはAndroidの二の舞いになるかもしれないということだ。
まず、拡張性が死ぬ。
現時点で販売されているSnapdragon PCのすべてのモデルがメモリの拡張に対応していない。これに関しては昨今のx86ノートパソコンも同じ流れを踏んでいるので、まあいいとしよう。
デスクトップでやろうもんなら最悪だ、CPUもGPUもメモリも何も変更できずSSDぐらいしか変更できないのだから。
実際にARMのタワー型PCが存在していたことがある。そしてそれはついこの前市場から消えてなくなった。そういうことだ。
次に、Microsoftの力がハードウェアにまで及んでくる。
UEFIといいセキュアブートといい、ただでさえ業界標準に悪影響を及ぼしてきたMicrosoftが今度はハードウェアにまで影響を及ぼしてくる。
SnapdragonはWindows向けに最適化されて作られるし、そのWindowsは当たり前だがオープンにはならない。Asahi Linuxのようにリバースエンジニアリングでオープンソースドライバを作る必要があるだろう。
実際、LinuxのSnapdragon PCサポートはかなり停滞している。
同じSoCでもモデルによって動かなかったり、動いてもまだいくつかの使えないデバイスがあったり。
M1のMacBookを買ってAsahi Linuxを動かしたほうがまだ現実的なのが面白い。
パソコンは、使用者がフルにデバイスをコントロールすることができる最後の砦だと私は考えているが、Snapdragon PCがもしも覇権を取ればその考えも古いものとなってしまうだろう。